⑥小規模企業共済
制度の概要
小規模企業共済制度は、小規模企業の個人事業主(共同経営者を含む)または、
会社などの役員の方が事業をやめられたり、退職された場合に、
生活の安定や事業の再建を図るための資金をあらかじめ準備しておく共済制度です。
いわば「経営者の退職金制度」といえます。また、この制度は節税に大きく効果がある制度でもあります。
制度の特色
・安心で確実
国が全額出資している独立行政法人、中小企業基盤整備機構が運営しており、
全国で約153万人の方が加入しています。(2021年3月現在)
・税金の軽減
全額が「小規模企業共済等掛金控除」として、課税対象所得から控除出来ます。
つまり、掛金をかけた分だけ節税が出来るということです。
また、受取は一括・分割・併用の3タイプから選択することができ、所得の税法上の扱いも変わります。
掛金を納める時と、共済金を受け取るときのダブルの税制効果で、節税が期待できます。
・緊急時の備えに
災害や緊急時には、納付した掛金の範囲内で事業資金などの貸付が受けられます。
疾病や負傷により一定期間の入院をしたときや、災害により経営の安定に支障が生じたとき、
環境の急激な変化により一時的に売り上げが減少した時などの備えとしてもご利用いただけます。