尿酸値が高かった人は…

食品の偏りを避け、肥満を予防することが第一
尿酸が腎臓からうまく排泄されなかったり、過剰に作られると、
血液中の尿酸が増え、高尿酸血症を起すことがあります。
さらに尿酸値が高い状態が続くと、足の親指の根本の関節などに尿酸が結晶となって沈着し、赤く腫れ、
激痛を起こす痛風を発症する可能性もあります。
また、動脈硬化を促進し、心臓や腎臓に悪影響を及ぼします。
とくに30~60歳代の男性で、高血圧症や肥満ぎみのタイプは注意が必要です。

<高尿酸血症を予防する食生活改善のポイント>

  1. 食品の偏りを避ける。
  2. 痛風の原因となるプリン体の多い食品は控えめにし、調理の際はなるべくゆでてから食べる。
  3. 運動を習慣づけ、肥満を予防する。
  4. 野菜・海藻類を十分にとる。
  5. 酒は尿酸値を上げるので、適正飲酒量を守る。
    とくに清酒、ビール、ワインはプリン体が多く含まれているので要注意。
    適正飲酒量は、日本酒1合、ビール大びん1本、ウィスキーダブル1杯のいずれか程度です。

プリン体の多く含まれる食品
魚介類 … イワシ、アジ、エビ、貝類、タラ、マス、ヒラメ、ワカサギ、カマス、小魚類など。
肉類  … 肝臓などの臓もつ類、肉汁、ベーコン、牛肉、牛舌、豚肉、羊肉など。