食生活を中心に、生活の自己コントロールを
精密検査などで明かに糖尿病と診断された場合も、まず食事療法と運動療法が大切です。
といっても自己流では効果が薄かったり逆効果になる可能性もあります。
必ず医師の指導、チェックの下に行ってください。
とくに糖尿病の90%を占める2型糖尿病(インスリン非依存型)の場合は、
食べ過ぎ、運動不足、ストレス、肥満の解消がカギとなります。
糖尿病は自覚症状がでにくい病気ですが、放置すると様々な合併症にかかる恐れのある、こわい病気です。
気長に一生つきあうつもりで治療を続けましょう。
合併症・併発症に注意
糖尿病がこわいのは、他の病気との合併症や併発症を引き起こしやすいことです。
とくに注意しなければならないのは、動脈硬化による血管合併症です。
網膜の血管が侵されると、糖尿病網膜症など失明の可能性もあります。
また、脳や心臓、腎臓の血管が侵されると、腎不全をはじめ、
脳梗塞、心筋梗塞などの危険にさらされる可能性も高くなります。
下に示した食事のポイントに留意し、血管を守る食生活を心がけてください。
糖尿病にとって肥満は大敵。ただし、過激な運動は避け、無理なく長続きするものを。
まずは1日1万歩、歩くことを目標に。
糖尿病の治療では、一日のエネルギー制限を守ることが大切です。
アルコールは高エネルギーのうえ、食欲増進の作用もあるので、
ついついエネルギーオーバーになりがちです。
医師の指示に従って、酒量を決めましょう。もちろん1日のエネルギー量も医師にご相談下さい。